施術について

鍼灸、柔道整復について

問診

鍼灸

 鍼や灸を皮膚に施すと、その下にある組織からサブスタンスPやCGRPという

 神経伝達物質が出てきます。この物質はリンパ球を増やして免疫力を高め、

 また過剰になっている免疫状態を正常に戻します。さらに自律神経にも作用

 し、リンパ球と顆粒球のバランスを整えます。鍼刺激が副腎に作用し強い抗

 炎症作用があるという事が近年話題になりました。

 このように鍼灸には免疫力を整え、抗ストレス、筋肉ほぐし、内臓機能の

 向上といった作用があります。

 

柔道整復

 保険適応症は、『打撲、捻挫、挫傷、骨折、脱臼』です。これらに、後療法、

 電気療法、冷温罨法、必要に応じて包帯固定、テーピング、湿布等で治療を施

 します。

初めて鍼(はり)治療を受けられる方へ

鍼(針)は痛くありません

 治療に用いる針は直径が髪の毛程の細さでせいぜい蚊に刺される程度の痛みです。もし2、3か所の治療で、どうにも我慢できないということでしたら、治療は中止します。でも当院では、自信をもってお勧めできますので治療中の恐怖感・緊張感・不安感は全く不要です。

反応及び副作用について

 治療後一時的にいろいろな症状が出てくることがあります。これを漢方で瞑眩(めんげん)といってむしろ効果の現れる証拠とされていますから、ご心配はありません。時がたてば必ず良い結果を期待できます。薬のような習慣性や副作用はございません。

治療効果と治療回数について

 鍼灸治療の効果は発病して日の浅い病気程早く治ります。1回の治療で激しい症状がピタリと軽減することがしばしばありますが、慢性症状になりますと気長に続けなければ治りません。治療は毎日続けた方が効果的ですが、症状により1日おき、2日おき又は1週間に1回程度で快癒していく場合もありますから指示通りにご来院ください。

養生について

 どんな治療法でも養生が必要です。再び病苦に悩まされないためにも治療中はの事項を守ってください。 一、睡眠は十分とること。                                         一、治療直後の入浴は厳禁すること。                                    一、アルコール類は飲まないこと。                                     一、食事は腹八分目のこと。                                        一、刺激性食品、不消化物はとらないこと。                                 一、雑事に気をつかい、精神を疲労させないこと。

その他必要に応じてご注意しますが、最も大切なことは、あなた自身が真剣に病気を治そうとする 心構えです。鍼灸治療は、病気ばかりでなく体質を改善し、病気にかかり易い素因を除いてくれま す。定期的な治療をすることにより、疾患を予防し体力の向上をはかり健康管理の医術としてその 真価を発揮します。